Solocontuttiのプラグインを使ってみよう

Solocontuttiプラグインは、バーチャルインストゥルメントやDAWの出力をSolocontuttiに入力するための小さなプラグインです。このプラグインは、Solocontuttiの全ての機能をプラグインとして実装しているわけではありません。MacOSではVST3とAU3、iOSではAU3、WindowsではVST3に対応しています。(現在、Android用のプラグインはありません)


プラグインは同時に1つしか実行できないので、DAWのマスター出力トラックにインサートするのがおススメです。

プラグインはこんなふうに使えます。

  • Solocontuttiにバーチャルインストゥルメントを入力し、MIDIキーボードで演奏する。
  • Logic ProやAbletonなどのDAWを接続し、フィルタやプラグインで音を加工してからSolocontuttiに渡す。
  • ギターをGarage Bandのギターアンプを通してSolocontuttiへ入力する
  • ミキサーのマスターアウトにプラグインをインサートして、Solocontuttiの入力チャンネルを増やす。


プラグインをインストールする

プラグインをダウンロードしたら、DAWで使用する前に、プラグインをインストールする必要があります。

  • iOSの場合 プラグインのアイコンをタップすると自動的にインストールされ、その後使用することができます。
  • MacOSの場合 プラグインを正しいフォルダにコピーする必要があります。VST3プラグインは~/Library/Audio/Plug-Ins/VST3、AU3プラグインは~/Library/Audio/Plug-Ins/Componentsになります。
    重要:AUV3を登録するには、一度アプリとして実行(ダブルクリック)する必要があり、そうしないとDAWで使用することができません。Garage BandとLogic proは、AU3バージョンしか直接使用できませんのでご注意ください。
  • Windowsの場合 プラグインをインストールする場所について、使用するホストの取説を確認してください。64ビット版には64ビット版のホストを、32ビット版には32ビット版のホストを使用することを確認してください。
    (訳者注:SolocontuttiのプラグインはVST3のみです。Windowsの場合、VST3のほぞ場所は、C:\Program Files\Common Files\VST3(64bit)、またはC:\Program Files (x86)\Common Files\VST3(32bit)です)

プラグインの働き

このプラグインは非常にシンプルです。コンポーネントは基本的に二つ。ホスト上で呼び出すプラグインGUIと、Solocontutti上のプラグインコントロールです。プラグインにはボリュームやパンのコントロールはありません。ホスト側ですべて処理されることを前提としています。プラグインの出力をモニターするには、2つの方法があります。一つは、Solocontuttiのプラグインセクションでモニターを有効にすること、もう一つは、ホスト上で「Path Through(パススルー)」ホストのマスターアウトを通してモニターすることです。プラグインのパススルーが無効の場合、オーディオはホストのマスターアウトからは出力されず、直接Solocontuttiに渡されます。

メイン画面

アプリを起動すると、メインウィンドウが表示されます。これは、Solocontuttiアプリを使用している間、ほとんどの場合表示されるものです。メイン画面の使い方は、こちら

プラグインGUI

これは、すべてのデバイスに共通するプラグインGUIです。

  • Plugin Connection Indicator(プラグイン接続インジケータ)Solocontuttiアプリと接続されているかどうかを示します。接続OKの場合は緑色、そうでない場合はオレンジ色です。
  • Passthrough(パススルー) トグル  これが選択されていると、オーディオ信号はホストでさらに処理され、Solocontutti にも渡されます。
  • Host Sampling Rate(ホストのサンプリングレート)  ホストからプラグインに渡されるオーディオデータのサンプリングレートを指定します。この値とSolocontuttiのサンプリングレートの両方を48000に設定できれば最良の結果が得られますが、そうでない場合は余分なリサンプリングが行われます。
  • Host Blocksize(ホストのバッファサイズ)  ホストがプラグインに渡すオーディオブロックの大きさを示します。もしホスト側で変更できるのであれば、レイテンシーの原因となるため、小さくしてください。例えば、48000Hzで1024のブロックサイズは、最小で47msのオーディオレイテンシーになります。

Solcontuttiの画面上でのプラグインコントロール

Solocontuttiのメイン画面には、プラグインのステータスとコントロールを含む小さなセクションがあります。

  • Plugin Connection Indicator(プラグイン接続インジケータ) プラグインとの接続がある場合に表示されます。プラグインがまだ表示されていない場合は空、接続がOKの場合は緑、それ以外の場合はオレンジになります。このインジケータが点灯するのは、実際にオーディオデータがSolocontuttiに送られたときだけで、プラグインを起動したときには点灯しないことに注意してください。
  • Monitor Toggle(モニターOn/Off)  これがオンのとき、プラグインからの入力はSolocontuttiの出力チャンネルにミックスされ、プラグインの出力をモニターできるようになります。ゲインコントロールはプラグインホスト側で行って下さい。


※この記事は公式のこのページを元に作成しています。