Solocontuttiには現在のところ、ビデオ通信機能がありません。お互いに顔を見ながらセッションしたいときは、Zoomなどのミーティングアプリとの合わせ技になります。
このときに問題になるのが「オーディオデバイスの奪い合い」です。SolocontuttiもZoomもオーディオの入出力にどのデバイスを使うかを設定することができますが、このとき、同じオーディオデバイスを設定しておくと、二つのアプリが一つのデバイスを奪い合うことになり、音が出なかったりというトラブルを引き起こします。
外付けのオーディオインターフェイスを使っている場合は、Solocontuttiにオーディオインターフェイスを割り当て、音声を使わないZoomにはパソコン本体のオーディオデバイスを割り当てる...といったように、同じオーディオデバイスの取り合いにならないように、使い分けをしておく必要があります。
しかし、外付けのオーディオインターフェイスを使わず、PC単独でやりたい場合は、どうしても一つのオーディオデバイスを取り合うことになってしまいます。
こんなときは、このアプリが便利です。
VB-CABLE (https://vb-audio.com/Cable/index.htm)
もともとは、PC内で、アプリケーションからアプリケーションへ音声を入出力するための仮想オーディオケーブルですが、これをインストールすると、あたかもオーディオインターフェイスを増設したかのようにふるまいます。
音声を使わないZoomのオーディオデバイスをVB-CABLEに設定すれば、外付けのオーディオインターフェイスがなくても、ZoomとSolocontuttiのオーディオを分けることができます。
この時、予期しないハウリングを防ぐため、Zoomのマイクはミュートしておきましょう。
2021/02/19 追記
Solocontuttiが、ビデオ通信に対応しました。現在のところ、2名までという制限があるので、1対1の通信であれば、Solocontutti単体でのセッションが可能です。3人以上のセッションや画面共有等の機能を使用したい場合は、Zoomとの併用が便利です。
2023/01/03 追記
Version 2.0.4で、3人以上のビデオ通話ができるようになりました。ただし、それなりに帯域幅を食うので、光回線+有線LANでの使用を推奨します。